4)ハンディキャップに重点を置いた障害者の分類 (健康環境システム研究会編:身障者を考えた建築のディテール、1978、理工図書) ○障害とは、正確に分類すると機能障害、能力障害、ハンディキャップと3つの意味を含み、現在、身体障害者福祉法で対象とされているものは機能障害と能力障害を見て判定される。 しかし、個人の機能障害のレベルが同じだとしても社会条件の差異によりハンディキャップは著しく異なってくるため、建築的にはハンディキャップの障壁の除去が重要である。 ○イギリス建築基準による分類では、身体障害者が建築物を利用する際に、最も困ることは段差や階段のために目的地に近づけないことであるという観点に立って、移動形態から分類を行おうとしている。 5)ハンディキャップに重点を置いた障害者の分類 (日本障害者協議会編:障害者の生活環境改善手法−実践の記録から−、1994彰国社) ○「移動制約」からみた主要なハンディキャップは以下の二つに分けられる。 ・肢体不自由による移動の困難 ・情報・コミュニケーション障害による移動の困難
前ページ 目次へ 次ページ
|
|